薄毛の原因を徹底検証!円形脱毛症の4つの要因とは?
「床屋で円形脱毛症を指摘されてしまった・・・」
「分け目のところに円形の脱毛がある」
「薄毛な上に円形脱毛症が発症して頭髪が大変なことに・・・」
円形脱毛症の人は、人口の1%から2%とされています。
つまり日本では、120万人から240万人もいることに(人口1億2,000万人として)。
当記事では円形脱毛症の原因とされている以下の4つについて徹底解説します
読めば円形脱毛症が発症する原因がわかります。
原因がわかれば、あとは適切な対処をすれば直るはずですよね。
ぜひじっくり読んでみてください。
【円形脱毛症の対策法が知りたい人はこちら】→円形脱毛症の対処法5選
目次
円形脱毛症の原因1つ目|自己免疫疾患
自分の髪の毛を「外部からの侵入物や異物である」と誤判断した免疫が毛根を攻撃をして抜けるとする説です。
現在最も有力視されている説です。
具体的には、免疫細胞のTリンパ球が毛根を異物と判断し攻撃を繰り返します。
何度も攻撃された毛根はいたんでしまい、髪の毛を維持できなくなり結果として脱毛に至るのです。
ではなぜ自己免疫疾患は起こるのでしょうか?
実はまだわかっていません。
自己免疫疾患は、円形脱毛症だけではありません。
以上の病気も自己免疫疾患とされており、円形脱毛症と併発しているケースもあります。
円形脱毛症は、橋本病(慢性甲状腺炎)に代表される甲状腺疾患、尋常性白斑、関節リウマチ等の自己免疫疾患と併発する場合があります。
円形脱毛症の原因2つ目|遺伝
最新の研究によると「遺伝子タイプによる体質」が大きく円形脱毛症と関わっていることが明らかにされつつあります。
円形脱毛症の原因とされる遺伝子として指摘されているのが、「ヒト白血球型抗原」。
通称「HLA」です。
何らかの原因で円形脱毛症になりやすい型のHLAが活性化すると考えられています。
発症の引き金になるものがいくつかある。インフルエンザや風邪などのウイルスによる感染症や、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状、そして出産、ケガ、身体的ストレス(疲労)だ。
ウイルスが関わる感染症やアレルギー、さらには身体的に大きな刺激が加わると発症しやすくなる、とされているわけです。
円形脱毛症の原因3つ目|ストレス
どちらも円形脱毛症への関係が指摘されています。
以前はストレスが円形脱毛症の主原因と考えられていましたが、現代では大きく変化してきています。
そもそも人間はみんなストレスを抱えて生きています。
であるにも関わらず、円形脱毛症になる人ならない人がいるのですから。
ストレスが円形脱毛症の原因とされる理由として、交感神経への影響があります。
ストレスが掛かると交感神経が異常をきたし血管を収縮させ、頭皮の血行が悪くなって髪の毛が抜ける、とのこと。
しかし血行が悪くなったことが原因で抜けるのであれば、頭髪全体が抜けなければつじつまは合いません。
確かに全頭型の円形脱毛症もありますが、多くの人は単発型で終わります。
つまりストレスが原因とする説は、有力ではありません。
円形脱毛症の原因4つ目|アレルギー
以上のようなアトピー性疾患(アレルギー)を持っていることが原因で、円形脱毛症が発生する可能性も指摘されています。
実際に円形脱毛症患者の一定割合はアレルギーを持っています。
円形脱毛症患者の40%以上がアトピー素因を持つと言われ、54%が本人もしくは親、兄弟にアトピー素因が認められます
以上の場合も円形脱毛症が発症する可能性が高いのです。
円形脱毛症と男性型脱毛症は違うのか?
全く異なるものです。
ただ双方とも遺伝の可能性が極めて高い、という部分は一緒です。
男性型脱毛症は基本的に男性のみに発生します。
しかし円形脱毛症は性別に関係なく発症します。
ただ円形脱毛症の治療にも育毛剤が用いられることはあります。
回復を少しでも早めるために薄くなった患部に塗布するわけです。
またステロイド剤を使った治療方法もあります。
円形脱毛症の4つの原因まとめ
円形脱毛症の原因を明らかにしました。
現在、最も有力視されているのが自己免疫疾患です。
免疫システムの異常により、頭髪を異物と判断され攻撃を受けた毛根が弱って脱毛するわけです。
また遺伝による円形脱毛症も有力な説となってきました。
他にもアレルギー体質やストレスも関わりがあるとされています。
円形脱毛症の原因については様々な説が提唱されており、今後変化するかも知れません。
円形脱毛症は再発する可能性もあり、対策が極めて重要な脱毛症の一つです。
【円形脱毛症の対策法が知りたい人はこちら】→円形脱毛症の対処法5選